大腸がん

臨床試験紹介(転移性大腸がん・非-MSI-high):ザンザリントニブ+アテゾリズマブ vs レゴラフェニブ(NCT05425940)

はじめに(疾患背景と現行治療の課題)転移性大腸がん(mCRC)は、転移を伴うがんであり、標準治療後に進行した場合の選択肢が非常に限られており、予後は依然として厳しい状況にあります。特に、MSI‑high(高頻度マイクロサテライト不安定性)で...
大腸がん

臨床試験紹介(転移性大腸がん):ツカチニブ+トラスツズマブ+mFOLFOX6(MOUNTAINEER-03/NCT05253651)

はじめに(疾患背景と現行治療の課題)転移性大腸がん(mCRC)は予後が不良であり、標準治療としてmFOLFOX6(オキサリプラチン+フルオロウラシル+ロイコボリン)に加えてベバシズマブまたはセツキシマブが用いられていますが、持続的な治療効果...
肺がん

臨床試験紹介(非小細胞肺がんの術前治療):Pembrolizumab(MK-3475)+探索的薬剤群(NCT06788912)

はじめに(疾患背景と現行治療の課題)非小細胞肺がん(NSCLC)は、早期であっても手術後に再発のリスクがあり、術前(ネオアジュバント)治療が注目されています。既存の化学療法のみでは腫瘍縮小や転移制御が十分でない場合があり、免疫チェックポイン...
胃がん

臨床試験紹介(胃がん一次治療前投与/ネオアジュバント):Irinotecan Liposome II+5-FU/LV+Oxaliplatin+Karelizumab(NCT07085273)

はじめに(疾患背景と現行治療の課題)胃がんは日本を含む世界的に罹患率の高い消化器がんです。進行胃がんの標準治療には、腫瘍切除後の術後補助化学療法が主体ですが、臨床第III期以上の症例では術前に化学療法(ネオアジュバント療法)を行うことで腫瘍...
子宮がん

臨床試験紹介(再発性高悪性度子宮体癌):ザンザリンチニブ+パクリタキセル(NCT06795009)

はじめに(疾患背景と現行治療の課題)再発性の高悪性度子宮体癌(子宮内膜がんや子宮肉腫など)は、従来の白金製剤をベースとした化学療法に抵抗性を示す場合が多く、再発後の治療選択肢が限られていることがしばしば課題です。本試験では、新たな治療標的で...
乳がん

臨床試験紹介(乳がんの二次療法):Dato-DXd(NCT05866432)

はじめに(疾患背景と現行治療の課題)三重陰性乳がん(TNBC)は、ホルモン受容体およびHER2陽性を示さないため、標準的なホルモン療法やHER2標的治療が使えず、治療選択肢が限られています。そのうえ、脳転移の新規または進行した症例では、外科...
乳がん

臨床試験紹介(乳がんの二次療法):トラスツズマブ デルクステカン(T-DXd)(NCT05950945)

はじめに(疾患背景と現行治療の課題)転移性または切除が難しい(再発乳がん)は、治療が難しいケースがあり、特にHER2発現が低い“HER2‑low”またはHER2 IHC 0のがんでは、既存のHER2標的治療が適さない場合があります。本試験は...
血液がん

臨床試験紹介(急性骨髄性白血病の一次導入療法):Revumenib(リヴメニブ)併用(NCT06313437)

急性骨髄性白血病
大腸がん

臨床試験紹介(転移性大腸がん・進行大腸がんの二次/三次治療):LTC004(NCT06384235)

はじめに(疾患背景と現行治療の課題)転移性大腸がん(mCRC)は、標準治療(フルオロウラシル、オキサリプラチン、イリノテカンなど)に抵抗性となることが多く、治療選択肢が限られる状況です。本試験は、第三治療以降のmCRC患者に対して新たな治療...
大腸がん

臨床試験紹介(転移性大腸がんの三次治療):5-Fluorouracil/Leucovorin(5FU/LV)+レゴラフェニブ併用療法(NCT06887218)

はじめに(疾患背景と現行治療の課題)転移性大腸がん(mCRC)は、手術や一次・二次治療を経ても再発・進行する場合が多く、三次治療以降においては治療選択肢が限られることが課題です。本試験では、三次治療に位置づけられる「5‑Fluorourac...