大腸がん

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臨床試験紹介(転移性大腸がん):QL1706注射+ベバシズマブ+XELOX(NCT07025239)

はじめに(疾患背景と現行治療の課題)転移性大腸がん(mCRC)は、原発部位から遠隔臓器にがんが拡がった状態です。一次治療には通常、オキサリプラチンとカペシタビンを組み合わせた化学療法(XELOX)と、血管新生を抑制するベバシズマブが用いられ...
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臨床試験紹介(転移性大腸がん〈MSI-H/dMMR〉):HX008(抗PD-1抗体)(NCT05652894)

はじめに(疾患背景と現行治療の課題)転移性結腸直腸がん(mCRC)のうち、マイクロサテライト不安定性高(MSI-H)またはDNAミスマッチ修復欠損(dMMR)のサブタイプは、免疫チェックポイント阻害薬に反応する可能性が認められています。しか...
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臨床試験紹介(結腸直腸がん一次治療):Pembrolizumab(MK-3475)対化学療法(NCT05239741)

はじめに(疾患背景と現行治療の課題)進行した(ステージIVの)結腸直腸がんでは、標準的な化学療法に加え、遺伝的不安定性である MSI-H(高頻度マイクロサテライト不安定性)または dMMR(ミスマッチ修復欠損)を有する腫瘍への免疫チェックポ...
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臨床試験紹介(大腸がん一次治療):Cadonilimab(AK104)併用療法(NCT06566755)

はじめに(疾患背景と現行治療の課題)大腸がん(Colorectal Cancer)は、日本を含む多くの国で発症率の高いがんであり、進行・再発例も少なくありません。RAS遺伝子変異や右側結腸原発の転移性大腸がんでは、標準治療である化学療法に加...
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臨床試験紹介(転移性大腸がん・非-MSI-high):ザンザリントニブ+アテゾリズマブ vs レゴラフェニブ(NCT05425940)

はじめに(疾患背景と現行治療の課題)転移性大腸がん(mCRC)は、転移を伴うがんであり、標準治療後に進行した場合の選択肢が非常に限られており、予後は依然として厳しい状況にあります。特に、MSI‑high(高頻度マイクロサテライト不安定性)で...
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臨床試験紹介(転移性大腸がん):ツカチニブ+トラスツズマブ+mFOLFOX6(MOUNTAINEER-03/NCT05253651)

はじめに(疾患背景と現行治療の課題)転移性大腸がん(mCRC)は予後が不良であり、標準治療としてmFOLFOX6(オキサリプラチン+フルオロウラシル+ロイコボリン)に加えてベバシズマブまたはセツキシマブが用いられていますが、持続的な治療効果...
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臨床試験紹介(転移性大腸がん・進行大腸がんの二次/三次治療):LTC004(NCT06384235)

はじめに(疾患背景と現行治療の課題)転移性大腸がん(mCRC)は、標準治療(フルオロウラシル、オキサリプラチン、イリノテカンなど)に抵抗性となることが多く、治療選択肢が限られる状況です。本試験は、第三治療以降のmCRC患者に対して新たな治療...
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臨床試験紹介(転移性大腸がんの三次治療):5-Fluorouracil/Leucovorin(5FU/LV)+レゴラフェニブ併用療法(NCT06887218)

はじめに(疾患背景と現行治療の課題)転移性大腸がん(mCRC)は、手術や一次・二次治療を経ても再発・進行する場合が多く、三次治療以降においては治療選択肢が限られることが課題です。本試験では、三次治療に位置づけられる「5‑Fluorourac...