2025-09

胃がん

臨床試験紹介(胃がん・胃食道接合部がん一次療法):TST001+Nivolumab+化学療法(NCT06093425)

はじめに(疾患背景と現行治療の課題)胃がんおよび胃食道接合部(G/GEJ)腺がんは、世界的に発生率・死亡率が高い消化器がんの一つであり、特にアジア地域で罹患率が高い疾患です。進行例や転移例では、手術が困難なことが多く、化学療法および免疫チェ...
胃がん

臨床試験紹介(胃がんのメトクロノス予防):低用量アスピリン投与試験(NCT04214990)

はじめに(疾患背景と現行治療の課題)胃がんは世界中で発生頻度・死亡率ともに高く、日本や韓国など東アジアでは特に多く見られています(罹患率・予後改善の必要性あり)。早期胃がんは内視鏡的切除(endoscopic resection, ESDな...
胃がん

臨床試験紹介(胃がん:RC48-ADC(Disitamab-vedotin))(NCT04714190)

はじめに(疾患背景と現行治療の課題)胃がん・胃食道接合部がんは全世界で発生率・死亡率ともに高く、特に進行・転移した段階では治療選択肢が限られ、予後が厳しい状況にあります。日本でも胃がんは依然として主要ながんの一つです。現在、初回治療としては...
乳がん

臨床試験紹介(早期乳がん〈ER陽性/HER2陰性〉):Camizestrant(AZD9833)(NCT05952557)

はじめに(疾患背景と現行治療の課題)早期のホルモン受容体陽性(ER⁺)かつHER2陰性(HER2⁻)乳がんは、手術後にタモキシフェンやアロマターゼ阻害薬などのホルモン療法を5年以上継続することが標準的です。しかし、この治療にもかかわらず再発...
乳がん

臨床試験紹介(三陰性乳がんの一次または二次治療):Sacituzumab Tirumotecan+Pembrolizumab(NCT06841354)

はじめに(疾患背景と現行治療の課題)三陰性乳がん(Triple-Negative Breast Cancer:TNBC)はエストロゲン受容体・プロゲステロン受容体・HER2受容体いずれも陰性であり、ホルモン療法やHER2標的治療の対象外とな...
乳がん

臨床試験紹介(乳がんの二次療法):Sacituzumab Tirumotecan(Sac-TMT, MK-2870)(NCT06966700)

はじめに(疾患背景と現行治療の課題)本試験は高リスクで早期(非転移性)の乳がんを対象としています。特にトリプルネガティブ乳がん(TNBC)およびホルモン受容体が低陽性(HR-low)かつHER2陰性の乳がんです。これらはいずれも再発リスクが...
乳がん

臨床試験紹介(乳がんの二次療法):サシツズマブ・チルモテカン(サックTMT)+ペムブロリズマブ(NCT06312176)

はじめに(疾患背景と現行治療の課題)ホルモン受容体陽性かつHER2陰性(HR+/HER2–)の進行または転移乳がん患者さんの治療には、まず内分泌療法(ET)とCDK4/6阻害薬の併用が標準ですが、多くの患者さんで耐性が生じ、効果が得られにく...
乳がん

臨床試験紹介(トリプルネガティブ乳がん一次治療):イザロンタマブ・ブレンギテカン(Iza-bren)(NCT06926868)

はじめに(疾患背景と現行治療の課題)トリプルネガティブ乳がん(TNBC)は、エストロゲン受容体(ER)、プロゲステロン受容体(PgR)、HER2のすべてが陰性であるため、標準的なホルモン療法やHER2標的療法が使用できず、再発・進行後の治療...
乳がん

臨床試験紹介(乳がんの一次/二次療法):Patritumab Deruxtecan(HER3-DXd)/NCT07060807

はじめに(疾患背景と現行治療の課題)ホルモン受容体(HR)陽性かつHER2陰性の転移性乳がんでは、一般的にホルモン療法とCDK4/6阻害薬の併用が第一選択として用いられています。しかし、治療抵抗性が進むと、従来の治療では効果が限定される場合...
乳がん

臨床試験紹介(三重陰性乳がん):Pembrolizumab(NCT06606730)

はじめに(疾患背景と現行治療の課題)三重陰性乳がん(TNBC:Triple Negative Breast Cancer)は、エストロゲン受容体、プロゲステロン受容体、HER2がいずれも陰性であり、治療選択肢が限られ、再発リスクが高いという...